ガンプラでプレミアがつくアイテムは?高価買取可能なガンプラも紹介

ガンプラは世代を超えて愛される、日本が誇るべきホビー文化の1つです。子どもの頃に時間を忘れて組み立てに没頭した人も多いのではないでしょうか。また、大人になった今でも、コレクションとして集めたり、趣味として製作を楽しんだりしている方も多いです。
当記事では、ガンプラの中でもプレミア価格がつきやすいキットの特徴や、高価買取が期待できるガンプラについて紹介します。コレクションの整理を考えている方や、ガンプラの売却を考えているという方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 ガンプラとは?
- 2 ガンプラのブランド一覧と人気のモデル
- 3 HG(ハイグレード)
- 4 メガサイズモデル
- 5 高価買取が期待できるガンプラランキング
- 5.1 PG 1/60 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.) プレミアムバンダイ限定
- 5.2 PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス プレミアムバンダイ限定
- 5.3 HG 1/144 NZ-999 ネオ・ジオング
- 5.4 HG 1/144 IIネオ・ジオング(ナラティブVer.) プレミアムバンダイ限定
- 5.5 元祖SDガンダム SD戦国伝 新生頑駄無城 天地城
- 5.6 元祖SDガンダム フューラーザタリオン
- 5.7 元祖SDガンダム 限定版 六神合体 超機甲神ガンジェネシス
- 5.8 BB戦士 飛天頑駄無超将軍 超白鋼仕上げ コミックボンボンオリジナル
- 5.9 HY2M 1/12 RX-78-2 ガンダム
- 6 高値がつきやすいガンプラの特徴
- 7 まとめ
ガンプラとは?

「ガンプラ」とは、「機動戦士ガンダム」をはじめとする「ガンダム」シリーズに登場するモビルスーツやモビルアーマーといったロボット、戦艦などを立体化したプラモデルの総称です。1980年に初めて発売された「1/144 ガンダム」以来、長年にわたり多くのファンに愛され続けています。
ガンプラの登場は、1958年に日本で初めてプラモデルが発売されてから約20年後のことです。当初は接着剤が必要なプラモデルが主流でしたが、パーツ同士をはめ込むだけで簡単に組み立てられるスナップフィットが開発され、進化するにつれより手軽に楽しめるようになりました。また、「多色成形」という技術により、1つのランナーに複数の色を同時に成形することが可能になり、塗装をしなくても実際の機体に近いカラーリングに仕上がる点もガンプラの大きな特徴です。
ガンプラにプレミア価格がつく理由

ガンプラにプレミア価格がつく理由には、さまざまな要因があります。
- ガンダムシリーズ自体の根強い人気
ガンダムシリーズは1979年の放送開始以来、長年にわたりさまざまな作品が展開され、世代を超えて多くのファンを獲得しています。そのため、新しいガンプラが発売されると、過去の作品のファンも含めた幅広い層からの需要が発生します。 - ガンプラの種類の豊富さ
同じモビルスーツでも、スケールやグレードが異なると、パーツ数やディテール、価格も大きく変わります。公式通販サイトやガンダムベースでの限定品、過去に発売された絶版品などは、希少価値が高く、中古市場で高値で取引されることが少なくありません。 - 転売目的の購入
人気のあるガンプラは発売と同時に品薄になり、定価で購入するのが困難な状況が発生することもあります。このような状況下で、転売業者が高値で販売することもあり、結果的に価格が高騰しやすい傾向です。
ガンプラのブランド一覧と人気のモデル
ガンプラはさまざまなブランド展開をしており、それぞれに特徴や魅力があります。ここでは、代表的なブランドと、その中でも特に人気の高いモデルをいくつかご紹介します。
PG(パーフェクトグレード)

PGは、1/60スケールという大型サイズで、ガンプラにおける最高峰のブランドとして知られています。徹底的なディテール再現、高度な可動ギミック、大型モデルならではの迫力が特徴です。外装はもちろん、内部フレームやコクピット、パイロットフィギュアに至るまで精密に再現されています。金属パーツやクリアパーツなども使用され、質感も高く、まるで実機を縮小したかのような仕上がりです。
パーツ数が非常に多く、組み立てには相応の時間と技術、根気が必要です。値段も高価ですが、その分、完成時の達成感は他のグレードでは味わえない格別なものとなるでしょう。
- PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム
- PG 1/60 ストライクフリーダムガンダム
- PG 1/60 MS-06S シャア専用ザク2
- PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム
MG(マスターグレード)

MGは、1/100スケールで作られた、中級者~上級者向けのブランドです。PGにはハードルの高さを感じているものの、本格的なガンプラを作ってみたいという人におすすめです。
MGの特徴は、HGやRGと比較し、内部フレームが細かく再現されていることです。外側の装甲(外装パーツ)の下に、まるで本物のロボットのような骨組みが組み込まれているのも特徴です。
- MG 1/100 RX-78-2 ガンダムVer.3.0
- MG 1/100 ガンダムアストレイレッドフレーム改
- MG 1/100 ユニコーンガンダム
RE/100(リボーン-ワンハンドレッド)

RE/100は、MGと同様、1/100スケールで作られた比較的新しいブランドです。「REBORN-ONE HUNDRED」という名前が示す通り、「1/100スケールを再構築する」というコンセプトで作られています。MGほど複雑なものの組み立ては難しいものの、HGよりは本格的なガンプラを作りたいという人におすすめです。
MGとの大きな違いは、内部フレームなどが簡略化されている点です。部品数が減り、MGよりも簡単に組み立てられるようになっています。
- RE/100 1/100 MSN-04II ナイチンゲール
- RE/100 1/100 ビギナ・ギナ
- RE/100 1/100 ハンマ・ハンマ
RG(リアルグレード)

RGは、1/144スケールで作られた、手のひらサイズのブランドです。2010年にガンプラ30周年を記念して登場しました。
RGの最大の特徴は、1/144スケールにもかかわらず、MGに匹敵するほどの細かい作り込みがされていることです。内部の骨組みや、外側の装甲の分割など、さまざまな工夫によって、本物のような質感を再現しています。組み立ての難易度もその分高くなっている点には注意しましょう。
- RG 1/144 サザビー
- RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0
- RG 1/144 MSN-06S シナンジュ
- RG 1/144 ユニコーンガンダム
- RG 1/144 Hi-νガンダム
HG(ハイグレード)

HGは、RGと同様の1/144スケールで作られた、ガンプラの中で最もスタンダードなブランドです。
HGの特徴は、組み立てが簡単な点や、手頃な価格で購入できる点です。パーツ数が少なく、初めてガンプラを購入する方におすすめのモデルと言えます。モビルスーツのバリエーションが非常に多いのも魅力です。
- HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム
- HGUC 1/144 シャア専用ザクII
- HG 1/144 ガンダムバルバトス
- HG 1/144 ガンダムエアリアル
SDガンダム

SDガンダムは、キャラクターの頭身を低くデフォルメした、かわいらしいデザインが特徴のガンプラです。SDは「スーパーデフォルメ」の略です。
他のグレードに比べて価格が安いため、気軽に購入できます。「本格的なプラモデルを作るのは大変だけど、ガンダムのキャラクターを手軽に楽しみたい!」という人におすすめです。
- BB戦士 200RX-78-2 ガンダム
- SDガンダム クロスシルエット マイティーストライクフリーダムガンダム
- SDガンダム EXスタンダード ウイングガンダムゼロ
- MGSD ガンダムバルバトス
メガサイズモデル

メガサイズモデルは、1/48スケールで作られた、非常に大きいサイズのブランドです。一般的なガンプラのスケールである1/144や1/100よりもずっと大きく、完成した時の迫力は圧倒的です。
全高が30cmを超えるものが多く、他のガンプラと並べて飾ると、その大きさが際立ちます。一方でパーツ数は比較的少なく、初心者でも組み立てやすいように設計されています。
- メガサイズモデル 1/48 RX-78-2 ガンダム
- メガサイズモデル 1/48 ユニコーンガンダム(デストロイモード)
高価買取が期待できるガンプラランキング
続いて、高価買取やプレミア価格が期待できるガンプラをいくつか紹介します。
なお、買取価格はあくまで目安であり、商品の状態(未組み立て/組み立て済、箱の状態、付属品の有無など)や市場の状況、買取店によって大きく変動します。
PG 1/60 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.) プレミアムバンダイ限定

「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」に登場する、金色のユニコーンガンダム3号機フェネクスのPGです。ナラティブVer.は、背中に装着されたアームド・アーマーDEと呼ばれる追加武装が特徴で、より豪華な見た目になっています。金色のメッキが施された外装と、特徴的な尾羽状のパーツが目を引きます。
プレミアムバンダイという公式通販サイト限定で販売された商品なので、数が少なく希少価値が高いです。
PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス プレミアムバンダイ限定

ユニコーンガンダム2号機バンシィ・ノルンのPG、最終決戦仕様です。特徴的なアームド・アーマーXCとDEに加え、最終決戦時のカラーリングが再現されています。黒い機体に金色の装飾が映え、通常版とは異なる魅力があります。
バンシィ・ノルン自体の人気も高いのに加え、特にこの最終決戦Ver.は人気が高いため、高値で取引されています。
HG 1/144 NZ-999 ネオ・ジオング

「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」に登場する、シナンジュを格納する巨大なモビルアーマー、ネオ・ジオングのHGモデルです。HGシリーズでありながら、その巨大さは圧倒的で、全高約86cmにもなります。シナンジュを中に格納できるギミックも再現されています。
HGとしては規格外の大きさと、ネオ・ジオング自体の強烈なインパクトが人気を集めています。
HG 1/144 IIネオ・ジオング(ナラティブVer.) プレミアムバンダイ限定

「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」に登場する、シナンジュ・スタインが搭乗するII(セカンド)ネオ・ジオングのHGモデルです。
「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」に登場するネオ・ジオングとは異なるカラーリングや武装が特徴です。特にプレミアムバンダイ限定版は高値で取引されている傾向です。
元祖SDガンダム SD戦国伝 新生頑駄無城 天地城

画像出典元:https://ameblo.jp/z-kaku-p/
元祖SDガンダムシリーズの大型キットで、城郭と武者ガンダムがセットになった豪華な商品です。SD戦国伝の世界観を象徴するアイテムの1つで、当時から子どもたちの間で大人気でした。
1980年代後半~1990年代に発売されたもので、現在では入手困難なため、希少価値が高くなっています。SD戦国伝の人気も、価格を押し上げる要因となっています。
元祖SDガンダム フューラーザタリオン

画像出典元:https://ameblo.jp/z-kaku-p/
元祖SDガンダムシリーズに登場する、敵役の大型モビルスーツです。独特なデザインと、他のSDガンダムとは一線を画す悪役らしい雰囲気が特徴です。
箱の状態や付属品の有無によって大きく変動しますが、数千円~2万円程度で取引されていることが多いです。
元祖SDガンダム 限定版 六神合体 超機甲神ガンジェネシス

画像出典元:https://ameblo.jp/reoshift522/
元祖SDガンダムシリーズの限定版で、6体のSDガンダムが合体して巨大な機甲神ガンジェネシスになるという、非常に豪華なセットです。合体ギミックは当時としては画期的で、大きな話題となりました。
限定品であること、6体合体というギミックの面白さ、当時からの人気が合わさって、高値で取引されています。
BB戦士 飛天頑駄無超将軍 超白鋼仕上げ コミックボンボンオリジナル

画像出典元:https://ameblo.jp/z-kaku-p/
BB戦士シリーズの限定品で、コミックボンボンの付録として配布されたガンプラです。メッキ加工が施されており、通常版とは異なる豪華な仕上がりになっています。飛天頑駄無超将軍自体も人気の高いキャラクターです。
コミックボンボンの付録という配布方法なので、現存数が少なく、希少価値が高くなっています。
HY2M 1/12 RX-78-2 ガンダム

1/12という非常に大きなスケールで再現されたRX-78-2 ガンダムです。
内部構造も再現されており、その精密さは圧巻です。発売当時から高価だったこともあり、中古市場でも高値で取引されています。
高値がつきやすいガンプラの特徴

高値がつきやすいガンプラには、いくつかの共通する特徴があります。これらの特徴を知っておくことで、お持ちのガンプラの価値を判断したり、これから購入するガンプラを選んだりする際の参考にできるでしょう。
ここでは、高値がつきやすいガンプラの特徴を、分かりやすく解説します。
希少価値がある

ガンプラの世界でも、数が少ないものほど価値が上がりやすい傾向があります。
期間限定で販売されたり、特定のイベントでしか手に入らなかったりするガンプラは、数が限られているため、希少価値が高くなります。特に、プレミアムバンダイという公式通販サイト限定で販売されるガンプラは、一般のお店では手に入らないため、高値で取引されることが多いです。
また、昔に発売されて現在は生産されていないガンプラや、雑誌のキャンペーンなどで当選したり、付録としてついてきたりしたガンプラなども希少価値が高いです。
スケールが大きい

画像出典元:https://bandai-hobby.net/
ガンプラのスケールとは、実物のガンダムをどれくらいの大きさに縮小して模型にしたかを表す数値です。例えば、1/144スケールは実物の144分の1の大きさ、1/100スケールは実物の100分の1の大きさです。一般的に、スケールが大きいガンプラほど定価が高いため、中古市場でも高値がつきやすい傾向があります。
スケールが大きい分、パーツ数も多くなり、より細かい部分まで再現されています。そのため、製作の難易度も上がりますが、完成した時の満足感も大きいです。細かい部分まで作り込まれていると、より本物らしく見えるため、価値も高まります。
さらに、定価が高い商品はメーカーが生産数を絞ったり、再生産をなかなか行わなかったりするため、希少性が上がり高値になる場合もあります。
特に、1/60スケールのPGや、1/48スケールのメガサイズモデルは、高値で取引されることが多いです。
ディテールが細かい

ガンプラの「ディテール」とは、簡単に言うと「細かさ」や「情報量」のことです。本物のモビルスーツが存在していたらどのような機体になるかを忠実に再現するために、このディテールが重要になります。
例えば、外側の装甲が細かく分割されていたり、実際にある戦闘機のディテールが追加されていたりするほど、本物のような質感を再現できます。肩のアーマーが一体成型ではなく、何枚ものパーツで構成されていると立体感が増し、よりリアルに見えるでしょう。
他にもモールド(パーツに彫られている線や模様)が細かいほど、情報量が多くなり、見栄えが良くなります。
機体が人気

ガンダムシリーズには、さまざまな機体が登場します。その中でも特に人気のある機体のガンプラは、高値がつきやすい傾向です。
例えば、RG 1/144 デスティニーインパルス、HG 1/144 アメイジングズゴック、MG 1/100 プロヴィデンスガンダム[スペシャルコーティング]などは、プレバンガンプラ総選挙2024で上位のガンプラです。
出典:バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレバンガンプラ総選挙2024」
他にも主人公が乗るガンダムや主人公のライバルが乗る機体は、シリーズを通して人気が高いです。特にRX-78-2や、ユニコーンガンダム、ストライクフリーダムガンダム、シャア専用ザクや、サザビーなどは、常に高い人気を誇ります。
付属品が揃っている

ガンプラは未開封品が最も高値がつきやすい傾向にありますが、開封済みであっても付属品がすべて揃っており、状態がよいものであれば、多少は高値がつくキットもあります。
ガンプラの付属品としては、説明書やパーツ、ランナー(パーツがくっついている枠)、シールやデカール、専用の台座や武器、エフェクトパーツなどが挙げられます。売却を検討する際は、付属品についても確認しましょう。
組み立てられていない

ガンプラは、未開封・未組み立てのもの、つまり新品同様の状態のものが高値で買取されやすいです。コレクターは、できるだけ状態の良いものを求めるため、未組み立て品は高値で取引されやすいです。
ただし、組み立て済みのものでも、状態や希少性によっては高価買取が可能な場合があります。
まとめ
高値で取引されるガンプラには、いくつかの共通点が見られます。限定生産品、イベント限定品、過去に発売された絶版品、キャンペーン当選品や付録などは、市場に出回っている数が限られているため、希少価値が高まり、高値で取引される傾向です。また、キャラクターや機体の人気も価格に大きく影響します。
もし、売却を考えているガンプラがあれば、できる限り状態を良好に保っておくことをおすすめします。また、組み立て済みのものでも高価買取してもらえる可能性はあるので、一度買取店に相談してみると良いでしょう。
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