みなさんお久しぶりです、居眠富士狐です。前回は「地面」になる土台を制作しました。今回はその上に付く「ストラクチャー」の作り方を順を追って説明してゆきます。ちなみにストラクチャーとは「構造物」を示す言葉で、鉄道模型でもそのままの意味、建物などの構造物をそう呼びます。
完成後に製作したジオラマに車両を置いた様子を撮影しております。ぜひ最後までお見逃しなく。
目次
1.アパート組立
今回は背景板の代わりにアパートを配置します。使用するのはグリーンマックスから発売されている「公団住宅」です。プラモデル状のキットで好きな色に塗装して組み立てることができます。
もちろん背景板の代わりに使うハリボテとして組立てるために、キットの一部パーツとプラ板やプラ棒を組み合わせて組み立てます。
2.塀の組み立て
塀にはグリーンマックス製「門と塀セット」を使用します。
二つつなげて余分な部分をカットした後、取り付け足となる真鍮線を接着します。これをそのままベースに差し込めば着脱式にできるという訳です。
3.ストラクチャーの塗装
すべて組み終わったら塗装に移ります。一旦すべてのパーツを黒色に塗装します。これは黒立ち上げ塗装と呼ばれる技法で、上方向からのみ本塗装することにより影の表現ができたり、本塗装色の彩度が落ちおもちゃっぽさがなくせるなどのメリットがあります。気になる方は是非「黒立ち上げ塗装」で検索してみてください。
屋根板は緑に塗り、上から薄くグレー系塗料を吹き付けなじませます。
建物の基礎部分をグレー系塗料で塗装した後マスキングし、窓や引戸部分のアルミサッシの銀色を塗装します。
窓や引戸をマスキングした後外壁やベランダ部分を塗装します。基本的には説明書通りです。
思ったより綺麗に塗装しすぎてしまったので黒色の墨入れ塗料で適当にウェザリングします。
窓ガラスの表現になる塩ビの板をカットして、建物の内側からゴム系接着剤で貼り付けます。今回はキット付属の塩ビ板があるはずですが、紛失してしまったのでエコーモデル製の塩ビ板を使用しました。
4.完成
建物をベースに設置して完成です!!
早速車両を置いてみました。雑草のふさふさした感じがいいですね。背景板の代わりのアパートもいい感じかと思います。
いかがでしたでしょうか? 今回は100均のコレクションケースに展示用の小型ジオラマを作ってみました。鉄コレ付属の展示用レールを使う事で安価に仕上げることができますし、皆さんも是非チャレンジしてみてください!
それでは、みなさんまたの機会に!