船体の上の構造物の製作に入ります。まずは比較的簡単そうな第二煙突から作りました。
簡単そうに見えるのですが、蒸気捨管が細くて接着面積が少ないので、とても難しい組立でした。
このクレーンとマストも細く、接着面積が少なく、かつ垂直水平に気を使いつつ組み立てました。
マストが斜めにならないように、前、後、右、左、上、下とあらゆる角度から確認しつつ、慎重に組み立てました。
他社の1/700模型ですと一体成型になっているような部分も、フジミ模型はハイディテールへのこだわりゆえかとてつもなく複雑な分割になっており、モデラーを甘やかす気がこれっぽっちもないのだな……と恐ろしさしかありません。
後部飛行甲板を製作しました。
艦載機の九五式水上偵察機は塗装後に設置します。
小さな部品が多く、凹んだ部分に塗料が入り込まないのを防ぐために、なるべく細かい部品は塗装後に設置する予定です。
どこまで組み立てて塗装するか、という手順を考えるのも1/700艦船模型製作の重要なポイントです。
高角砲の銃身を取り付け、機銃類のランナーに持ち手を付けました。
機銃を船体に接着してから塗装するよりも、この方が一度にきれいに塗装できるので自分はこの方式を採用しています。
主砲の組立を行いました。
主砲も船体に接着してから塗装すると、砲身の下部がうまく塗装することができないため、このように持ち手を付けて塗装するほうが簡単です。
組立の一番の難所、艦橋が完成しました。艦橋だけで数十個の部品が必要で、とくに各支柱部分の取り付けがとても難しいところでした。
1円玉3個分程度の大きさしかないので、艦橋がいかに小さいかがよくわかります。
支柱があまりにも細く、折れてしまったので真鍮線に置き換えました。また、支柱を通す穴がズレてしまい、0.5mmのドリルで支柱を通す穴を開け直しました。
支柱の接着をより強固なものにするために、普通のプラ用接着剤で接着後、さらにエポキシ接着剤を使い補強を行いました。
戦艦比叡の艦載機、九五式水上偵察機の組立を行いました。1円玉より小さいので、もはやカメラのピントが合いません。
プラ用接着剤ではフロートの接着面積が小さすぎてうまく接着できなかったため、瞬間接着剤を使用しました。
こちらもさらにエポキシ接着剤を使い補強を行いました。
カッターボートとボートダビットの組立を行いました。主な手順は他の構造物と同じです。
先ほどと同じくこちらも1円玉より小さく、垂直・水平方向にズレないように上下左右前後をよく確認しながら接着を行いました。
これですべての船体上部構造物の組立が終わりました。
船体と同じように、黒立ち上げの下地を塗装し、船体と構造物共々仕上げの塗装を行いたいと思います。
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