前回慣れないカーモデルを作ったので、今回は久々に1/700の艦船模型を作りたいと思います。
今回選んだキットはフジミ模型の1/700戦艦比叡です。今年の始めに購入したフジミ模型が毎年販売している福袋に入っていたキットです。今年も残すところあと4ヶ月、少しでも積んでる模型を完成させたい!そう思いこのキットを選びました。
さっそく箱を開封したところ、とてつもない量のパーツ数でした。フジミ模型の艦船模型の特徴といいますか、とにかくディテール重視でパーツの分割が細かく、説明書が分厚く巻物のようになっています。
他社の艦船模型と比べると、パーツの数が少なくとも2倍以上は入っています。九五式水上偵察機のフロートなど、接地面積が1mmも無いので、本当に接着できるのか怪しい作りとなっています。
艦底と船体をしっかり接着するために、マスキングテープでしつこく仮止めを行いました。今回、とくにエッチングパーツや追加工作を行わず、説明書通りに製作することにしました。
ただ、説明書通りに製作するとプラ地剥き出しで質感が安っぽくなってしまうので、単色で塗装することにしました。また、細長いパーツは真鍮線に置き換えることにしました。
細長いプラパーツは折れやすく、工作が難しいため自分は真鍮線によく置き換えます。具体的には旗竿や物見台を支える支柱、裏面に貼り付けて強度を出したい部分などに真鍮線を使います。
艦底と船体の接着する前に、船体にナットを仕込みます。ナットを仕込んだ後、ユリヤネジで船体をケースに固定します。ユリヤネジを使うことで、脱着にドライバーを使う必要がないので、艦船模型の製作にはとても役に立ちます。
また、艦艇と船体の接着をする際にネジでケースを固定することで、船体と艦底の微妙なソリを修正することができます。反っていても、製作にとくに支障が出るわけではないのですが、見栄えが良くなるのでケースに固定して反りを伸ばすことはおすすめです。
艦底と船体の接着が終わり、ケースに船体を固定しました。ここまでが艦船模型製作序盤の山場です。この山場の起工式が終わると艦船模型製作が始まったのだなと気合が入ります。
起工式が終わった船体に細々したパーツを装着しました。旗竿は0.3mmの真鍮線を使いました。0.5mmのドリルで少し深めに穴を開け、瞬間接着剤を塗って差し込むとしっかり接着することができます。
旗竿だけでなく、カッターボートやボートダビットなども取り付けました。
オーソドックスに黒立ち上げを行いました。下地に黒を使うことで、プラ地の透けを予防し、塗装に重厚感を出すことができます。
次回、艦橋やマストなど細かい船体構造物を製作したいと思います。
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