お店の名前がカートイワークスという車の専門店なのに、あまり車のプラモデルを作ったことがないので最近車のプラモデルについて情報収集を始めた川崎の支店長です。
プラモデルというと、生産数の大半がガンプラなどのバンダイのプラモデルなので、なかなか他のスケールモデルの情報は得づらい状況です。そのスケールモデルの中でもカーモデルというと、独特な敷居の高さを感じます。
カーモデル独特の技法
模型誌を読んで、難しいと思ったカーモデル製作の要所は、
- 研ぎ出し
- 曲面の多いボディのデカール貼付
- つや有り塗装
- メタリック系塗装
4つです。1の研ぎ出しは、カーモデル独特の技法であまり他の模型製作に用いられない技法です。一度塗装した塗装面を研磨するなんて、なんて難しそうなんだとやる前から尻込みしそうです。
2のデカールは、艦船模型の場合、旗以外のところでほとんどデカールを使うことがないです。また飛行機の場合、日の丸を塗装で表現したり、小さなコーションマークくらいしかデカールを使いません。
このためミリタリー系のプラモデルばかり作っているとデカールを使う機会があまりないのです。
それだけに、あんなに複雑なデカールをきれいに貼るカーモデラーの技術は圧巻です。
3のつや有り塗装も2と同じで、実はミリタリー系のモデラーはつや消し塗料ばかり使うので、そもそもつや有りの塗料をあまり使ったことがありません。
つや有りで隠蔽力の低い白や黄色、マルーンなどの色をムラなく塗装するのはやる前から言うのもなんですが、とても難しそうです。
つや消しや半光沢の塗料の場合、少々ミスしても上から厚めに塗れば目立ちませんし、むしろウェザリングが映えるからわざとムラを残して塗るほうがかっこよく仕上がるくらいです。
4のメタリック塗装は、ときどき銀塗装の飛行機模型を作るので、その難しさが痛いほどわかります。下地の黒やサーフェイサー、ピカピカの鏡面のような銀色や、ステンレスのような鈍く輝く銀色などイメージ通りの色をなかなか再現することができません。
目移りしてキットが決まらない!
こうしてカーモデルについて調べてみると、自分の模型製作上の苦手な弱点の塊なのではないか……と思わなくもないのですが、1年ほど前に製作した二式水戦の限定キットに付いていたくろがね四起のプラモが作ってみたら意外とすんなり1日ほどで完成したので、キットによってはそんなに難しくないのではないかと考えています。
そんなわけで、タミヤの1/24 スポーツカーシリーズのカタログを見ているのですが、あれもこれも作ってみたい素敵な造形で目移りしてしまって、なかなか製作するキットが決まりません!
カートイワークスではプラモデルの買取を行っております。車のモデルについては製作初心者の私を含め、プラモデル好き専門スタッフが1点1点丁寧に査定します。→カートイワークスのプラモデル買取事例