モデルアート社の艦船模型入門書
2015年に艦船模型の制作を始めるきっかけとなった、ゼロから始める艦船模型の製作術総ざらいの続編が刊行されました。どの書店でも、ある程度の規模の模型雑誌コーナーがあると思いますが、その中でも艦船模型の入門書は少なく、当時も現在も貴重な存在となっています。
模型の書籍というと、立派な作例が載っていたり、新製品のレビューなどが多いのですが、この書籍は定番のキットを使った素組みの作例からどのようなディテールアップを行えばいいのか1から丁寧に解説した、「地味」な記事がたくさん載っています。
個人的に最も地味で、参考になったところは、模型の保管方法についてです。
艦船模型は小さく、細かい部品が多いので、保管方法について考慮しないと誤って落としたり、引掛けたりして壊してしまうことが多く、悩んでいる方はこの項がとても役に立ちます。
ですので各社のアクリルケースの比較や、艦船模型配置イメージ図など、艦船模型を作りすぎて困っている人にはぜひ読んでいただきたい記事です。
前作の総ざらい1は、ニッパーや接着剤の買い方から説明していたのに対し、今作はこのような艦船模型の保管法などある程度艦船模型制作に慣れてきた人、初心者から中級者になりつつある人向けのテクニックがたくさん載っています。
新しくなったウォーターラインシリーズ
書籍裏表紙です。模型の雑誌や書籍によく載せられているウォーターラインシリーズの広告です。
今回西暦2000年以降に発売されたウォーターラインシリーズのみが掲載された新バージョンになっています。年代ごとに艦種や宣伝文句が変わるのですが、一番上に「護衛艦かが」が掲載されているあたり、各社新製品を積極的に開発していこうという気迫が伝わってきます。
カートイワークスでは、模型制作の資料本・1970年代前後の模型雑誌をお取扱いしています。プラモデルを製作する時、ディテールアップには欠かせない実車、実機の詳細データやモデル製作例 等の記事や資料、模型/プラモキットと合わせて買取りさせて頂く事が多くなっています。
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