カートイズミーティング × カートイワークス コラボ企画 第六弾 <前編>
コラボ企画第六弾!
カートイズミーティング & カートイワークスのコラボ企画第六弾です。今回のテーマは「ミニカーは可動するから面白い」です。近年は 1/43はもちろん 1/18スケールでもドアやボンネットが開かないプロポーションモデルが巾を利かせています。多品種少量生産のレジンモデルでコストを抑えるという制約下での選択だと思いますが、何だか面白味に欠ける気がします。ミニカーはあちこち可動するから面白いと思うのです。そんな訳で今回はあちこち可動する 3インチミニチュアカーに焦点を絞ってお伝えしようと思います。
トミカサイズで可動するミニカー
可動部が多いと言えばディンキーやコーギーが思い浮かびますが、その辺りはミニカーコレクションの神様のような方々におまかせして、私はトミカサイズで可動が楽しいミニカーにスポットを当てようと思います。小さくて可動を組み込みにくいからこそトミカサイズの可動ミニカーは宝石のように価値があると思うからです。
以降、本稿ではトミカサイズを 3インチミニカーと呼称します。3インチはトミカやマッチボックス、ホットウィールなど世界中に存在する全長 7センチ程度のミニカーをカテゴライズする際に用いられる表現です。
可動の老舗ロンスター
幾多の文化が英国で発祥したように、可動部が多い 3インチミニカーは英国にその始祖を見ることが出来ます。
写真のロンスター トヨタ2000GTやロータスヨーロッパ、マセラティ ミストラルはボンネットやドアが可動します。ベンツは加えてトランクも開閉します。1/43ではさほど珍しく有りませんが、3インチで複数個所が開閉するロンスターは希少です。
ロンスターのアメリカンスポーツ
写真のコルベット(C2)やマスタングはボンネットやドアが開閉します。
コルベットは二台有りますが、古いほうはロンスターIMPYシリーズで前輪が車軸ごとステアリングします。
ロンスターのフル開閉モデル
写真のクライスラー インペリアルやジャガーMK-X、フィアット2300Sはボンネット、ドアに加えトランクが開閉します。
まさにフル開閉モデルです。威風堂々としていて存在感が有ります。
フル開閉エステートバン ロンスター
フォード ゾディアック エステートのようにテールゲートが開閉するモデルも有ります。
プジョーのボンネットが落ちないように支えているのは、このコーナーにたびたび出演しているパチンコ海物語のマリンちゃんです。少しオーバースケールですがマリンちゃんの可憐さに免じて許してあげて下さい。
オープンカーもフル開閉
同じくマリンちゃんがボンネットを支えているのはアルファロメオスパイダーです。オープンモデルでドアを開けるとボディが折れてしまいそうです。
クーペはボクスホール フィレンザ、後方はロンスターでは無いのですが、ハスキーのオールズ スターファイアです。
マジョレット デラックスコレクション
今もスーパーマーケットで入手出来るマジョレットですが、30年程遡るとデラックスコレクションシリーズが有りました。僅か数車種でシリーズ終了してしまいましたが、こちらも可動が楽しいです。
マジョレットのスーパーカー
デラックスコレクションのカウンタック、テスタロッサ、F40です。いずれもドアとエンジンフードが開閉します。
カウンタックの特徴的な跳ね上げ式ドアやF40のリアカウルが開閉します。F40のリアカウルがガバっと開く様は赤いドレスが舞い上がるように扇情的です。
マジョレットの欧州車
ジク デラックスコレクションのベンツSL、ポルシェ911ターボ、ジャガーXJ-Sです。白いテスタロッサは前項の色違いです。
ポルシェとジャガーはドアしか開きませんが、このシリーズのドアは実車と同じく、ドア先端がボディ内側に入る珍しい開き方です。
普通のマジョレット
写真のプジョー504はデラックスコレクションではない古魔女(40年ほど以前の古いマジョレット)なのですが、ボンネット、ドア、トランクがフル開閉します。またZ31とFF流面形セリカはドアだけでなくリトラクタブルヘッドライトが開閉します。
昔からマジョレットはお子様を喜ばせる天才だったのですね。大人が喜ぶ美魔女の話に脱線したいのですがこらえて次に進みます。
変り種、ロードチャンプとギスバル
黄色いテスタロッサとC4コルベットはロードチャンプです。こちらもドアに加えてエンジンフード / テールゲートが開閉します。後方はギスバルのSEAT124です。
前後フードが開閉します。スペインのメーカー ギスバルには他にも色んな怪しいモデルがあるのですが、国内でギスバルのミニカーがサルベージされる事例は少なく謎に包まれたメーカーです。
※サルベージ : ジャンクの山から希少なミニカーを拾い上げること。ジャンカー用語。
老舗、ポリトーイのペニーモデル
写真の 3台はポリトーイの 3インチミニカー ペニーモデルです。
ペニーは縮尺 1/66なので 3インチと言うには小ぶりです。
アルファロメオ ジュリアとフェラーリ250 ベルリネッタはボンネットだけですが、後方のアルファロメオ ガングーロはフロントカウル可動がスゴワザです。
変り身の術? マッチボックス
マッチボックスのベンツはボンネット、ドア開閉です。
フェアレディZ32は屋根パーツを持ち上げて回転させるとクーペとコンバーチブルが入れ替わります。堅実なマッチボックスらしからぬ派手なアクションです。
ギミック付きミニカーの世界如何でしょうか。精密モデルのミニカーも魅力いっぱいですが、ガチャガチャ遊べるミニカーも楽しいですね。さて、「ミニカーは可動するから面白い」は後編へと続きます。後編ではどんなミニカーたちが、登場するでしょうか。
カートイズミーティング × カートイワークス コラボ企画
第六弾 ミニカーは可動するから面白い <前編>
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