プラモデルや木製模型などの様々なお品物を、福井県の方よりお譲りいただきました。この度はカートイワークスをご利用いただきありがとうございます。
戦闘機の木製模型も多数あり、プラモデルには無い制作過程や仕上がりを楽しむことが出来ます。同サイズのプラモと完成品を並べてみると、塗装していても質感が残り雰囲気が全然違うので視覚的にも楽しいです。
今回はお譲りいただいた中で、木製模型を少しばかり紹介させていただきます。
イマイ 恵林寺 三門
甲斐武田氏の菩提寺として歴史的にも有名な恵林寺ですが、恵林寺三門は特に知られている文化財でしょう。
「心頭滅却すれば火も自(おのずから)涼し」という今もなお耳にするこの言葉は、織田勢に火打ちにあったこの三門で快川国師が周りの僧侶たちを収める際に言われたとされています。
このキットはそんな歴史深い、山梨県の文化財に指定されている三門をモデルとした木製キットになります。
木製模型の難しい部分は、類似したパーツの点数が多いことでしょう。作成前にしっかりパーツ番号の抜けが無いかをチェックした方がいいですね。
作成時間は一日で作りきるには難しいボリュームになっています。
武田家の家紋を入れて三門の大部分は完成しますが、こうした仕上げ部分の製作はどんなキットも緊張します。
茅葺(かやぶき)屋根の素材で、日本の伝統な反り形式の屋根になっていて完成系の三門は素晴らしい見栄えになります。
私がターフ系の素材で作成する際は、袋の先端を切り振りかけるように作成していました。
宝珠柱の素材もきめ細やかでディティールがいいので、木材と金属部品のコントラストが綺麗に納まります。
実際の三門を見てから作成に入れば、歴史に思いを馳せながら作品作りに集中できます。機会があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。
WoodyJOE 熊本城
ウッディージョーから発売されたリアルで、迫力のある熊本城の木製キット。2016年の地震により再建がされましたが、それ以前にも何度も地元の方々により再建されていて地元で大事にされていることが伺えます。
1/150というスケールもあり想像以上の大きさを感じさせ、まさに熊本県のシンボルマークと言っても過言ではないでしょう。
木材模型の大御所であるウッディージョーのキットではディティールだけでなく、細かな木材の使い分けでも特徴がみられます。
キットの素材はもちろん木材なのですが、加工の仕方や材木の種類で使い分けられていて素組みでもキレイに熊本城が完成できるように作られています。
木材模型の初心者でもチャレンジできる内容になっているので、興味がある方はぜひぜひ!
レーザー加工で作成されている熊本城の壁パーツたち、レーザー加工技術によりパーツ同士の継ぎ目はほぼ発生しません。
当たり前のように感じますが、木製キットはパーツを対を合わせたときに、どこかに微妙に隙間などが発生してしまうケースも往々にしてあります。
ですがレーザー加工は±0.1㎜以下の誤差しか生じないのでキレイに組みあがります。”寸分たがわぬ”とは正にこの事でしょう。
熊本城と言えばきれいに広がる石垣、キットでも石垣には力が入っています。石垣のパーツは素材は木ですが、組みあがった時の質感はもはや別物。
直線でカットされておらず波型により加工されていることで、壁に貼り付けた時の『石垣』感が、グッと増して立体感が出て本城を彩ります。
カートイワークスでは木材模型をはじめと、模型全般を専門スタッフが一つ一つ確認してしっかりとお見積りいたします。
他社様との相見積もりももちろん歓迎です。お気軽にご依頼・ご相談ください。
未組立や、組み立て済みのキットの整理でお困りの際はカートイワークスにお任せください。