沢山の段ボールが到着して、開封していたところ古参プラモデルたちが姿を現しました。
風の強さも忘れるほど滅多に見ないプラモデルに、スタッフ一同興奮を抑えらず童心に戻り眺めておりました。
数々のプラモデルを見ると懐かしいメーカーや、ギミック付きのプラモデルなどが多数あり、当時のプラモメーカー戦国時代を彷彿させます。
そんな多くのメーカーが技術を競い合っていた時代の一部ご紹介します。
山田模型 / セリカ1600GT
”スペシャリティーカー”という言葉を定着させたセリカ1600GTを、山田模型より走れるプラモデルとして発売されました。
今では車に白抜きが定着しているパッケージですが、こちらは野生動物がてんこ盛りでワイルドな雰囲気が漂っています。
最高速度190km/hも出るので飛ぶように力強く走るといったイメージが伝わってきます。
内容はモーターが入っていて、乾電池を用意すれば走行することも可能になっています。
この時代にはモーターも比較的安価で手に入るようになり、モーターが入ったプラモデルも多数発売されていていました。
作る楽しみだけでなく走らせる楽しみもあるのですが、ミニ四駆のサーキットのようなものも無いので壁に衝突して破損は珍しくない光景でした。
ボディ部分もキレイに型取りされていて、ワイパー部分などの細かなパーツも詳細に再現しています。
デカールシールも山田模型シールがあったりと遊びも満載です。
山田模型 / チェリークーペX1
1970年代にレースで活躍を見せたニッサンチェリーのクーペ型のX1。
TSレースで躍進をしていたのがついこの間のような、不思議な懐かしさがあります。
1986年まで日産ブランドとして使用していたダットサンのロゴがあり、デカール一つ取っても歴史を感じさせます。
ぜんまいパーツが入っていて、組み立てた後に駆動することが出来る仕組みになっています。
その他にも輪ゴムを車軸に付けて動力にするプラモデルもあり、様々な動力付きプラモデルが発売されていました。
大滝製作所 ランサー1600GSL
大滝製作所より発売された全マイカーシリーズのランサー。
この時代はゼンマイカーも多く発売されていて、一つのジャンルとして隆盛を極めていました。
プラモデルメーカーが乱立していた時代において、ディティールやギミックは欠かせないものでした。
他社との差別化は造形にこだわる『ディティール』の良し悪しか、走行出来るなどの『ギミック』のどちらかが必要な時代でした。
手に取ってキットを見ているとディティールがどのメーカーも良いです。それはひとえに、各模型製作会社がしのぎを削って技術を高めた結果だと感じます。
一光模型 ニッサン R-380-Ⅱ
第1回日本グランプリで優勝したR-380を、規定変更に合わせて性能アップを目指して再設計されたのがR-380-Ⅱでした。
ゴム動力を使用して動くプラモデルを得意とする一光模型でしたが、このキットはモーターが付いていて走らせることが出来ます。
モーター動力が付いているので、シャーシ部分があるキットになり作成も難しめなので高学年向きのキットになっていました。
ただゴム動力プラモに慣れた子供たちも、モーターに憧れて頑張って作る姿も多かったとのこと。
お馴染みのマブチモーターが導入されているので、必要になるのは別売りの乾電池のみ。
家にある時計や家電から電池を抜いて、プラモに使用する子供も多く怒られながらも真剣に遊んだ古き良き時代です。
私の時代はミニ四駆でしたが、よくテレビのリモコンから電池を抜いて怒られましたので気持ちは痛いほどわかります。
カートイワークスでは古いプラモデルから最新プラモデルなど、プラモデルの買取を行っております。
作成していないプラモデルから、作成途中のプラモデルなど、コレクション整理をご検討でしたらお気軽にご連絡ください。
LINEでのご相談はこちら
お気軽にお問い合わせくださいませ