静岡県沼津市のお客様よりトミカを買取らせて頂きました。その中で今回ご紹介いたしますのはD1グランプリのモデルです。
ドリフト走行での走りを競う D1グランプリ、速さだけでなく迫力やスタイリッシュさでも競い合うというのが特徴ですね。2001年から開催されていますこちらの出場車をモデルにしたトミカが登場したのは2005年で、全6種各630円でした。今回はこちらをご紹介いたします。このモデルの車はいずれも2005年のレースで使用されていたものとなります。
まずはこちらのソアラ、深紅の車体に艶消しが施された黒いボンネットのコントラストが美しいです。後ろの箱の写真には写っています立派なリアは、残念ながら製造の関係上からか無くなってしまっていますが、その代わりにこのスケールで車体のステッカー等のデザインをほぼ完ぺきに再現しています。
車体横の小さなところまでキッチリ企業ロゴを再現されています。よくこんな細かいところまで……。ドアとの難しい断絶部分まで完璧にプリントされています恐るべしタカラトミーのタンポ技術。
続きましてはスープラです。ドライバーの織戸学氏は初年から04年までは審査員を務めていましたが05年からはドライバーとして参戦しています。ずっと近くで見ていたからこそやっぱり血が騒ぐんでしょうか。こちらもキッチリボディのデザインが再現されています。そしてこの車体には実車とは形状が違いますがエアが付いています。制約の中でどれだけ再現できるか、タカラトミーの苦心した跡が見えます。
最後にこちらイニDでもお馴染みスプリンタートレノ。乗っているのはD1のハチロク乗りと言えばこの人、植尾勝浩さん。艶消しのボンネットがこちらもカッコイイです。白地に真っ赤な炎のデザインと派手な車体も中々の再現度。
汚れてしまうので躊躇いますが、砂地で砂煙を挙げさせながら滑らせたくなってくるD1モデルのトミカのご紹介でした。全体を通して、どうしてもエアロパーツを完全再現できない中でどうするか、苦労したんだなと思わせるものでした。トミカに限りませんがスケールを縮小した時、如何に本物に近づけるかという苦心はミニカーを鑑賞するうえで楽しみの一つです。皆さんもお家のトミカと実車を是非見比べてみてください。
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