【出張買取】東京都北区の1/43ミニカーコレクション買取実績より|Spark マツダ ロータリー ル・マン ヒストリー1970-1991コンプリート

1/43ミニカー大量

200点を越える1/43ミニカーと50点ほどの歴史もの系プラモデルその他のコレクションをお譲りいただきました、ありがとうございます!
出張買取をご利用頂いたのでご自宅にお邪魔させていただき買取をさせて頂きましたが、 パッケージサイズがコンパクトな1/43でもさすがにこの数となるとかなりのボリュームでした。

買取金額合計182,000円(買取金額20%アップキャンペーン適用済み)
※買取金額は中古相場や在庫の状況、お品物の状態等により変動いたします。
商品名1/43 マツダ ロータリー ル・マン ヒストリー 1970-1991コンプリート
メーカーSpark
シリーズ-
カテゴリミニカー
付属品-
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Spark 1/43 マツダ ロータリー ル・マン ヒストリー1970-1991コンプリート パッケージ 

ル・マンを駆けたロータリーエンジン

Spark 1/43 マツダ ロータリー ル・マン ヒストリー1970-1991コンプリート パッケージ上面

今回はその中からスパーク社の「マツダ ロータリー ル・マン ヒストリー」をご紹介します。その名の通りマツダのロータリーエンジンにスポットをあて、1970年から1991年の初優勝までの間にル・マン24時間耐久レースに出場したロータリーエンジン搭載車の中から16+1台をセレクトしたコレクションアイテムになります。

今回は、コンプリート状態でお譲りいただいたその17台のうち、転換点となった8台を紹介していきます。

MC7001 CHEVRON B16 O.48 1970

MC7001 CHEVRON B16 O.48 1970

1970年、10A型エンジンがベルギーのプライベートチームのシェブロンB16に供与されたときから、マツダ製ロータリーエンジンのル・マンへ挑戦の歴史が始まります。この時のシェブロンはエンジントラブルにより途中リタイヤとなりますが、マツダはロータリーエンジンのミッドシップ化の技術を習得しました。

MC7302 SIGMA MC73 NO.26 1973

MC7302 SIGMA MC73 NO.26 1973

1973年、シグマオートモティブのMC73が、マツダ12A型エンジンを搭載して参戦。予選14位、決勝ではスタートから10時間30分にクラッチトラブルでリタイヤとなっています。これがプライベート参戦ではありますが日本のチームとしては初のル・マン参戦であり、初めて日本車がル・マンに参加した瞬間でもありました。

MC7403 SIGMA MC74 NO.25 1974

MC7403 SIGMA MC74 NO.25 1974

マツダとしての初参戦となった1974年。ディーラーのマツダオート東京とシグマオートモーティブのジョイントによる出場でした。前年と同じくシグマの車体に12Aエンジンの組み合わせでしたが、規定周回数に達せずに終わっています。

MC7905 RX-7(252i)NO.77 1979

MC7905 RX-7(252i)NO.77 1979

マツダスピードへと名称を変えたマツダオート東京によるル・マンへの再挑戦となった1979年。78年に発売されたばかりのサバンナRX-7をベースに、13B型エンジンを搭載していました。巨大な日の丸が目を惹くグループ5仕様のスタイルですが、残念ながら予選通過はかないませんでした。

MC8308 717C NO.60 1983

MC8308 717C NO.60 1983

1982年に初完走を果たしたRX-7から、1983年はプロタイプレーシングカー717Cへとマシンを変更。この年に制定された「グループCジュニア」規定での参戦となり、同クラスでの1-2フィニッシュを果たしました。しかしあくまでル・マンのメインはグループCであり、さほど注目はされませんでした。

MC8712 757 NO.201 1987

MC8712 757 NO.201 1987

86年から3ローターの13G型エンジンを採用し、2年目となったこの年。マツダ757が日本車初の7位シングル入賞を果たします。ちょうどこの時期、日本ではF1人気が盛り上がりを見せており、ドライバーや監督がテレビなどに引っ張りだこになりました。逆にいえばいかにル・マンでの入賞が難しいものであるかが、日本人に浸透していたともいえるでしょう。

MC9015 767B NO.203 1990

MC9015 767B NO.203 1990

1990年。この年のル・マンは日本車勢が大活躍を見せます。3チーム5台のワークス体制で臨んだ日産はニスモR90CPが5位、トヨタのチームトムス90C-Vが6位に入賞と、それまでのマツダの記録を塗り替えました。一方のマツダはレギュレーション変更によりロータリーエンジンで参戦できる最後の年となったにも関わらず、最新型の787は2台ともリタイヤ。かろうじて旧型の767Bが20位でフィニッシュという不本意な結果でした。

MC9116 787B NO.55 1991

MC9116 787B NO.55 1991

大幅なレギュレーション変更には多くのチームが間にあわず、やむを得ず91年は新旧規定のマシンが混走することが90年の末に発表されます。しかし92年にはロータリーエンジン不可となることは明らかで、マツダにとって正真正銘最後のロータリーエンジンでの参戦となりました。悪天候もあって予選でのマツダ勢のタイムは伸びませんでしたが、この時車両重量の軽さとドライバー同士の情報共有の成果もあり、非常に良好な燃費を記録していました。

MC9116 787B NO.55 1991 right side
MC9116 787B NO.55 1991 front
MC9116 787B NO.55 1991 rear

そして迎えた本番。19位でスタートしたマツダ55号車は、スタートから1時間経つごとに11位>9位>10位>7位と順位を上げます。12時間目にはジャガー勢をかわして3位となりました。前半にリードを稼ぐ作戦だったメルセデス・ベンツ2台はペースを上げますが、13時間過ぎに2位のメルセデス・ベンツ31号車がミッショントラブルでピットインして5位に後退。そして21時間目、トップを走るメルセデス・ベンツ1号車がオーバーヒートとトランスミッションのトラブルでリタイヤ。マツダ55号車は1位でゴールインします。さらにマツダは18号車が6位、56号車が8位と、まさに有終の美にふさわしい結果を残しました。

Spark 1/43 マツダ ロータリー ル・マン ヒストリー1970-1991コンプリート パッケージ裏面

こうした様々なドラマに彩られた16台に、787Bテストカーを加えたラインナップ。なんとパッケージ裏面は16分割のパズル絵となっており、すべてを集めると1991年の787B 55号車の雄姿が完成します。このビジュアルを観ることができただけでも僥倖です、本当にありがとうございました。

787B NO.55 1991比較、spark社版とixo社版

ちなみに、同じお客様のコレクションには、複数のメーカーをまたいでル・マンの優勝車が含まれておりました。こちらはixoとスパークの「787B NO.55」になります。


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