買取金額 | 計 8,000円 ※買取金額は中古相場や在庫の状況、お品物の状態等により変動いたします。 |
商品名 | 1/350 旧日本海軍航空母艦 加賀プレミアム |
メーカー | フジミ |
シリーズ | - |
カテゴリ | プラモデル、戦艦・船舶 |
付属品 | 取扱説明書、外箱 |
実艦解説:戦艦から三段式空母へ
航空母艦 加賀は、もともとは加賀型の超弩級戦艦として開発がスタートしました。しかしワシントン海軍軍縮条約(1921)の結果、建造途中で開発は中止。その後標的艦として演習に使用される予定でした。しかし関東大震災(1923)で横須賀にて天城型巡洋戦艦から改装されていた「天城」が損傷し廃棄となってしまいます。加賀はその穴埋めとして急遽空母へと改装されることになりました。
当時の日本海軍の空母は軽空母に分類される鳳翔があるのみ。しかも戦艦からの改装は初めてで、空母となった加賀は三層の飛行甲板や艦尾まで設置された煙突など、試行錯誤の塊ともいえる設計でした。
三層の航空甲板は上段を離着艦用、中段は小型機の発艦用、下段を大型機の発艦用として使い分けることが想定されていました。しかし当時の航空機の進化も目覚ましく、当初の予想を上回って艦載機が大型化していきます。その結果中段ではもはや発艦できる機体はほとんどなく、艦橋設備が設けられます。当然上甲板に司会を遮られるため発着の指揮に支障があり、結局右舷に塔型の補助艦橋と指揮所が増設されました。
また、排煙装置に隣接する居住区画は室温40度にもなり、乗員には「焼き鳥製造機」とのあだ名をつけられています。一方、同じように三段甲板を持つ赤城でしたが、赤城の煙突に関しては右舷に下向きに排煙されるように設けられ、加賀のような問題は起こりませんでした。ただし、やはり煙突より後方の区画では排煙が流れ込むため窓が開けられず、居住性は良いとは言えなかったようです。
実艦解説:大改装・全通式空母へ
問題点の多かった加賀は赤城より一足先となる1934年より大改装を受け、全通式の1枚甲板を持つスタンダードな空母へと生まれ変わります。甲板の面積も実践投入された日本空母の中では最大の広さでした。唯一の弱点として本体重量などの問題で速力が最大28.3ノットと、30ノット以上で航行するほかの空母に劣る点が挙げられます。
しかし、実際の作戦中では空母が最大速度で航行する機会は少なく、艦体そのものが大きいため燃料搭載量にも余裕があり、高い航続距離を得ることができました。
一方、1938年に全通甲板化された赤城は、速力こそ30ノット以上での航行が可能でしたが、燃料搭載量に余裕がありませんでした。そのため真珠湾攻撃に参加する時には艦内の至るところに追加の燃料を入れたドラム缶を積載して参加することになります。この辺が『艦隊コレクション-艦これ-』内で、「赤城は特に大食い」というキャラ設定の由来ですね。
模型解説:フジミ1/350 加賀
お譲りいただきましたフジミの1/350航空母艦 加賀は、その大改装を受けた後の姿を再現。組み立て完成時の全長約710mm、全幅92mmの大サイズとなります。標準仕様として金属製アンカーチェーンや着艦制動索のエッチングパーツ、信号旗シールやデカール、ネームプレートシール、飾り台などが付属。
さらに、プレミアム仕様として滑走制止装置/制動装置/転落防止網を再現した金属製エッチングパーツ、木甲板シール、甲板マスキングシートの3種類のグレードアップパーツが付属します。細かなパーツをシャープなエッジやプリントで再現することにより、より完成度を高めることができるセットです。
今回は内部の袋も未開封未組み立て状態でお譲りいただきました、ありがとうございます。カートイワークスでは未組み立てはもちろん、完成品や組み立て途中のスケールモデルの買取も行っております。ぜひともご相談ください!
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