1979年に放送開始した『西部警察』。それまで人間ドラマとして製作されることが多かった刑事ドラマに、桁外れなスケールのアクションを加えた作品です。1976年にスタートした石原プロ初のテレビ作品『大都会』シリーズをよりスケールアップさせ、カースタントを多用した都会の西部劇(コンクリート・ウエスタン)をTVドラマとして実現しました。
PARTⅠ第1話での市街地で暴れ回る装甲車は、まさにとんでもないドラマが始まったというインパクトがありました。こんな映画みたいな規模のアクションが毎週続くのか! と驚いたものです(実際には第1話はプロモ的役割もあるので、あの規模が毎週というわけではありませんでしたが)。同作はPART-Ⅲまでの全3部作、丸5年にわたって放映され、その後もスペシャル版などが製作されています。
さて、今回はお譲り頂きました西部警察関連のキットとミニカーのうち、アオシマ製のキットをご紹介しましょう。石原プロワールド(1999~2001)の開園に合わせての再販品と思われる同施設のロゴ入り。初回限定として渡哲也氏のサインがプリントされています。
いずれも昭和50年代の金型を使用した再生産品。このほかにもサファリや、1/24スケールなどがラインナップされていました。
西部警察シリーズNO.8 1/32 スーパーZガルウイング
オープニングでも協力としてクレジットされている日産自動車。同社は『西部警察』に登場する車両のほとんどを提供していました(犯人の車や高級外車など一部の車には他メーカーの車や外車なども使用されています)。
PART-Ⅱ第15話より登場した大門団長の専用車で、フェアレディZ(S130)をベースとし、ドアはガルウイング方式に変更。催涙弾発射装置や煙幕発生装置などを搭載したスーパーマシンです。
西部警察シリーズNO.9~11 1/32 マシーンRS-1~3
PART-Ⅲ第16話より登場した、スカイライン2000(DR30系)シリーズベースのスーパーマシンです。RS-1は攻撃・戦闘指揮用として20mm機関砲2門を内蔵、追跡用の急加速装置「アフターバーナー」を装備しています。RS-2は情報収集車、特殊無線機によって様々な無線の送受信が可能です。
また、トランク部からは閃光弾や信号弾など5種類の特殊断を発射可能です。RS-3は情報分析車で、旧マシンRSをベースに大型パトライトやエアロパーツを追加。サーモグラフィー対応のビデオカメラや、サーチライトなどを搭載しています。
西部警察シリーズNO.12 1/32 マシーンX
PART-Ⅰ第45話より登場する、大門軍団の初代特殊車両。52種類の特殊装置を搭載しており、助手席のスペースには警視庁のデータベースとリンクしたマイクロコンピューターを搭載。
車載モニターと連動して前科者リストの検索や閲覧も可能でした。そのほか特殊無線機やサーチライト、リモコン式スチルカメラ、レーダーやスピード感知器、特殊発進ペイント弾発射銃、遠隔操作式の自爆装置などを装備しています。
西部警察シリーズNO.13~14 1/32 覆面パトカー・パトカー
覆面パトカーはマシーンRSシリーズが登場する以前に大門たちの足として使用されていました。また、通常のツートーンのパトカーも主にやられ役が多かったものの、ストーリーに欠かせない存在でした。
西部警察シリーズNO.15 トランスポーター 西部警察武装者スーパーZ&マシーンRS 搭載・運搬車
ミニサイズのマシーンZとマシーンRSが付属したトランスポーター。全国各地でロケ撮影が行われた『西部警察』の特別車輛隊を運搬していた、影の立役者といえるでしょう。
『西部警察』はテレビ朝日と石原プロの直接契約下で製作され、代理店を介さない分を製作費につぎ込むことができました。同時にスポンサー企業とのタイアップや協力関係も密に行われており、刑事ドラマとしては異例のアオシマのプラモデル展開や、ヨネザワからのトイガン発売などもその一環でした。こうしたグッズ展
開によって低年齢層にもアピールされた結果、近年に至っても新規の商品展開などが行われています。その2では2010年代に入ってトミーテックがリリースした、ミニカーシリーズをご紹介しますね。
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