本日5月5日は子どもの日。GWになると、毎年全国各地で鉄道関連のイベントが催されていますね。どの催しも実に魅力的なものばかりで、体と時間がいくつあっても足りません……。
デアゴスティーニ「週刊 蒸気機関車C57を作る」ほか、同シリーズのD51・C62の完成品をお譲りいただきました。カートイワークスをご利用いただきありがとうございます。
毎号付属するパーツを組み立てていくと、1/24スケールの蒸気機関車が出来上がります。スイッチを入れると動輪が回転したり、前照灯や焚き口が光ったり、駆動音や汽笛も流れたりと、実物の臨場感が味わえるギミックが盛りだくさんです。
各シリーズ、巻数は全100号と大ボリューム。費やされた時間と苦労は測り知れません。想いのこもった大切なお品物を当店へお任せいただき、誠にありがとうございます。
D51 200が2両、C62 2が3両の合計6両。撮影のために運び出しましたが、持ち上げると両手にずっしりとした重みが……!それもそのはず、全長100センチほどもある真鍮製の車体・木製の飾り台に加え、中にはスピーカーも内蔵されています。
オーナー様の魂のこもった力作。繊細な部分を壊さないよう慎重に箱から取り出し、2人がかりでそ~っと撮影台へ……。
踏み台に乗って上からも撮ってみました。全長約1メートルの6両は、画角に収めるのも一苦労。誇らしげにずらっと並ぶ機関車たちに、思わずため息が漏れてしまいました。
C57形 117号機
1973年4月、宮崎県植樹祭にてお召し列車を牽引した 日本最後の国鉄蒸気機関として一躍有名になりました。大きな3つの動輪に細いボイラーと、スレンダーな印象です。
C57形の中には、均整のとれたスタイリングから「貴婦人」と呼ばれる車両もありますね。
マットな黒塗装で、落ち着いた上品さがあります。
下半分が省略されたデフレクターが特徴ですね。国鉄時代の門司鉄道管理局管内式の改造デフレクター、いわゆる「門デフ」。シリンダーの保守性に優れていて、九州で活躍した機関車に多く採用されていました。
運転室をのぞいてみると、機関士さんと機関助士さんが元気にお仕事中。
機関士さん、実に満足げな表情です。よくよく見るとかなり口角が上がっていて、私もつい頬が緩んでしまいました。
一生懸命石炭をくべている機関助士さん。二人の連係プレーが安全・快適な運行を支えています。
D51形 200号機
機関車といえば定番のD51形、おなじみ「デゴイチ」。艶のある黒色で、車両の持つ重厚感がさらに増していますね。D51 200は現在、炭水車の修理でお休み中です。早く元気になって戻ってきてほしいものです。
貨物輸送増強のために製造された車両。4つの動輪から生み出される大きな牽引力が魅力です。
運転室。火室内では、赤色発光ダイオードが炎のように灯り、石炭の熱が伝わってきそうです。焚き口戸や注水器等の機器も細かく再現されています。
C62形 2号機
特急「つばめ」「はと」の牽引機として活躍した車両。D52形の貨物車用のボイラーと、大きな動輪を組み合わせることで、特急列車にふさわしい高速を出すことができました。SF漫画「銀河鉄道999」に登場する999号のモデルになっていることは、鉄道ファンの間でも有名な話だと思います。
せっかくなので、動輪の回転を動画で撮ってみました。※音が流れます。
規則正しく動く動輪の美しさよ……。
ボイラー内で作られた蒸気がシリンダーに送られ、ピストンを左右を動かす。その動きはクロスヘッドを介して回転運動に変わり、動輪が回る。機関車の各部分の働きがかみ合って、大きな車両が力強く動き出す。この一連の流れは、何度見ても心が躍ります。
デフレクターのつばめエンブレム。「スワローエンゼル」の愛称を持つ由縁です。機関車に沿って飛んでいるようにも見えますね。
つばめのヘッドマークには、白地のものや燕が2羽いるものあります。こちらは、青地に大きな1羽の燕が印象的です。
思い出の車両を自らの手で作り上げ、存分に眺める。模型はやはり大変良いものだなぁと再認識しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。カートイワークスではデアゴスティーニ、アシェットなど分冊百科の買取を強化しています。今回お譲りいただいた組み立て済みだけでなく、組み途中のもの、全巻揃っていないものも、当店では買取しております。もちろん未組み立てのお品物も大歓迎です。
大事なお品物の整理をご検討の際は、ぜひ一度カートイワークスにご相談いただければと思います。専門スタッフが1点1点丁寧に査定し、次の持ち主様へ繋げて参ります。
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